ニュージーランド南島の大地震から、今日で、ちょうど1年。
その直後の東日本大震災の方が被害も大きく、遠いニュージーランドのことは、つい忘れがちでしたが、2月22日だったのですね・・・。
日本の方も大勢犠牲になられました。改めて、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
被害の大きかったクライストチャーチ中心部は、縮小されたとはいえ今でも封鎖されているところもあるとか。大きな余震も頻繁にあったのですね。
ニュージーランドには、一度行ったことがあります。シンガポールからだと日本国内からよりは手軽に行けるので、子ども達の休みにクライストチャーチとその周辺に何日か滞在しました。
クライストチャーチは、舟遊びも出来るエイボン川、広大なハグレー公園、煉瓦造りの古い建物も多く、美しい街です。街の中心にある大聖堂は、煉瓦造りで美しい建物。クライストチャーチのシンボルのような存在です。
ひんやりとした空気の聖堂内に入ってみると、とても広くて何列にも木製の椅子が並べてありました。その椅子には、すべてニードルポイントが美しく施された小さなクッションが置いてありました。信者の女性達の作品だと、すぐに分かりました。さすがにニュージーランドは、住んでいるのが人間よりも羊の方が多いというお国。カラフルな毛糸の刺繍で埋め尽くされたクッションは、どれも美しく、全部の椅子を見て歩きたいぐらい!今にして思うと、何故写真を撮らなかったのか、不思議です。
大きな被害を受けた大聖堂、昨年の地震では、正面の大きな薔薇窓は無事だったのに、12月にあった大きな余震で、崩れ落ちてしまったそうです。
毛糸好き、手芸好き、またそうでない人にも魅力的な街。
早く復興が進んで、以前のような落ち着いたステキな街に戻りますように。
ku