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ワンコのオランダ滞在記(11)・・・犬のホテル

今年の夏休みも終わったね。まあ、僕はいつもお休み?だからあんまり関係ないけど。
オランダにいるとき、お母さんたちが旅行に行くときは、僕はいつもお留守番だったんだ。実は僕、車が大嫌いで、5分以上車に乗ってると気持ち悪くてもうヘロヘロ。だから、お留守番のほうが嬉しいんだ。
僕がオランダで最初に預けられたのは、オランダに到着した年の夏休み。お母さんたちが、イタリアに旅行に行ってるときだった。僕が連れて行かれたのはだだっ広い農場のど真ん中のホテル。白い建物だったな。

なんと犬1匹に2mx2mの部屋と外庭があった!!

お母さんは嬉しそうだったね。だって日本のホテルだとたいていケージに入れられちゃうんだから。
快適といえば、快適だったんだけど、オランダ到着初のひとりでお泊り。慣れない環境だったせいか、お腹こわしちゃったんだ。お母さんは、きっと寒すぎたんだ、と言ってた。確かに、オランダだと人間は夏も長袖着ているからね。冷えたのかもしれないなあ…

ワンコのオランダ滞在記(10)・・・脱走事件その2

その日、お母さんが散歩に行く仕度をして、ドアを開けた瞬間、僕は外に飛び出したんだ。「待ってーー」というお母さんの声が聞こえたけど、自由な身が嬉しくて嬉しくて。どんどん駆けてった。誰も追いついて来れないよな、と木の陰からこっそり振り返ったら、お母さんがオランダ人の男の子に話かけてるのが見えた。
「キツネみたいな犬みなかった?」とお母さん。「なんか公園のほうに行ったよ」とオランダ人の男の子。

お母さんが血相かえて走り出したんで、僕はまた逃げることに。おやおや?足音が増えた気がするぞ?
なんとオランダ人の男の子も一緒に僕を捕まえようとして走ってる。と思ったらまた足音が増えた?!
今度は小さな女の子や男の子も一緒に走ってる。なんか5人ぐらいの集団が僕を追ってきてるんだ。
あの子たち、見たこともないのに、なんで僕を追いかけてくるの?

と、追いかけてくる集団に気を取られてたらオランダ人の男の子に追いつかれて、捕まっちゃった。

お母さんがみんなにお礼を言ってる。帰り道、お母さんにだっこされながらお母さんの顔を見ると、嬉しそうだ。
僕にとっては迷惑な人たちだったけど、お母さんにとっては親切な人たちってことなんだろな。

ワンコのオランダ滞在記(9)・・・脱走事件その1

オランダはとにかく誘惑が多いところで・・・ウシはいるし、ヒツジはいるし、馬もいるし。お友達だらけ。
だから僕は、家のドアが開く音がするといつもワクワクしちゃうんだよね。なんとかお母さんの足元をすり抜けて家から出られないかって。お散歩はもちろん朝晩行ってもらってたけど、やっぱり、自由に歩き回るのとは違うからなあ。ということで、僕は何度も家から脱走したことがある。
最初は、何となく“あら?外に出ちゃった”という感じだったんだ。それで、家の外をふらふらしてたら、隣のおじさんの車がやってきて、たまたまドアが開いたんで乗り込んじゃったんだ。おじさん、驚いてたよ。

おじさんが驚いたのを見て、僕も驚いちゃって車から降りちゃった。それでお母さんの声がしたので、怒られちゃまずいと思って僕はどんどん牧場のほうにいっちゃったんだ。おじさんとお母さんが何か話してるのが聞こえたけどね、そんなの気にしてたら捕まっちゃうから。

おうちの近くには小さな運河があったからそこでもぶらぶらしたよ。で結局、夜につまらなくなって家の前でうろうろしてたら、どこかのおばさんがやってきて、うちの呼び鈴を鳴らしてくれたんだ。“お宅の犬が外にいるよ”なんて言ってたよ。それで家に入れたんだけど。

お母さんは見ず知らずの人が、親切に犬が帰ってきたのを教えてくれたって喜んでたなあ。

家のそばの運河↓

オランダ運河

ワンコのオランダ滞在記(8)…お散歩で悲鳴(続き)

黒い物体を見たお母さんの足は止まってしまった。長さ5センチ、太さ8ミリぐらいの、黒光りした、巨大ナメクジだった。道の先には例の緑一杯の牧場が見える。でも、お母さんは巨大ナメクジロードの前で立ち往生。僕がいくら「お願い」っていう目をしても、尻尾を振っても進んでくれない。呆然として立っている。
やがて「ふぅ」とためいきをつくと、歩き出した。ナメクジを踏まないように、そぉっと、そぉっと。
いつもと同じお散歩コースなのに今日は何だかとーっても時間がかかってる。お母さんはすでに疲労感たっぷり。僕はまだまだ歩けるんだけどなあ…。カタツムリやナメクジに早く慣れてくれるといいな。
byダイ(柴)

ワンコのオランダ滞在記(7)…お散歩で悲鳴

お散歩にでかけようとした朝、お母さんは家のドアをあけて悲鳴をあげた。「カタツムリがー!」カタツムリがドアに7,8匹もへばりついていたのだった。日本のように「あ、カタツムリみぃつけた!」なんてかわいらしい感じではない。白いドアにベタベタと自己主張しまくっている。しかも家の通路にも6,7匹。僕(柴犬)はお母さんを見上げた。なんか迷っているらしい。顔がゆがんでいる。カタツムリがショックでお散歩行ってくれないのかなあ?でも僕の顔を見て「仕方ない…か…」と言うと、歩き出した。そおっと、カタツムリを踏まないように、用心深く、ゆっくりと。通りに出たら、カタツムリはいなかったので、お母さんはいつものようお散歩ペースで歩き始めた。牧場に向かって。住宅地を過ぎて牧場の一歩手前でお母さんがまた「ギャッ!」。またカタツムリなの?と思った僕…でも足元には黒い物体がこれまた行く手を阻むように1メートル間隔ぐらいにいる。
byダイ(柴)

ワンコのオランダ滞在記(6)…お散歩ロード

お散歩ロード

この道の先にお母さんが断念した牧場があるんだよ。羊や牛がたくさんいたな。(注:オランダ アムステルダム近郊アムステルフェーン市)

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ワンコのオランダ滞在記(5)…初めてのお散歩

僕はどんどん走り出した。石畳の道。こんなの今まで知らないぞ。少し走ると運河に出た。その先は牧場だ。緑がずっと続いてる。お母さんは牧場の中に入る気らしい。土の道を歩きだしたぞ。何だか湿ってて足にくっつくなあ。あ、お母さんが止まった。進むのを諦めたみたい。2人とも足がドロだらけだ。でも楽しいな。
あー、家に帰るつもり?つまんないよ。帰り道、みんなが僕のことを見る。ニコニコしながら…でも顔には“???”が。“…キツネ?”と知らないオジさんがお母さんに聞いている。“ううん、日本の犬でシバって言うのよ。”とお母さん。ええ?!僕ってキツネに間違えられちゃったの?“とても綺麗な犬だね。初めて見た”とオジさん。よし、綺麗って言うなら許してあげよう!
byダイ(柴)

ワンコのオランダ滞在記(4)…はじめてのお散歩

車がどこかで停まって僕も車から出してもらった(車のガソリンは大嫌い!)。外の空気を吸ったのは何時間ぶりだろう?でもここって?何だか空気がとってもおいしい。それに草のにおいがするぞ。でもどうしてこんなに寒いんだ?夏じゃなかったの?

"とりあえずダイを散歩させてくる"とお父さんが言ってくれたので、僕はそのまま散歩に連れてってもらった。うわっ、自然がいっぱい。ウシもいるぞ!何だここは?僕は本当は長旅でグッタリしているはずなのに、新しいことがたくさんあって気持ちがフワフワ、ドンドン足が前へ進んじゃった。
ここは楽しそうだぞ!
byダイ(柴)

ワンコのオランダ滞在記(3)…飛行機に乗って

飛行場に着いた。飛行場は、夏休みが始って旅行客がいっぱい。こんなにたくさんの人を見たのは初めてかもしれない。

客室向けのケージに入れなかった僕は、飛行場に着くと貨物として預けられてしまった。スーツケースと同じ扱いだなんて…でも、ベルトコンベアには乗せられなくてよかったよ。

飛行機は、快適とは言えなかったな。なんか大きな音がして、誰も来てくれないし。さびしかったよ。
だからオランダの飛行場に着いてみんなんじ会えた時は嬉しくっておもらししちゃった。
お母さんはイヤな顔をしてたよ。

なんと、僕はパスポートコントロールも、身体検査もなく、そのままお母さんたちと一緒に飛行場を出ることができた。オランダ…なんか土のにおいや木のにおいがする。僕は大きく息を吸った。とーってもおいしいし埃っぽくない。なんか楽しそうだぞ…
byダイ(柴)

ワンコのオランダ滞在記(2)…僕 オランダへ

お母さんたちがオランダに行くことが決まり、僕も付いていくことになったんだ。
だけど、お母さんは僕を見つめてはとっても深刻な顔。ある日、動物のお医者さんに行くとお母さんが質問をしたんだ。
お母さん:「この子、飛行機に16時間乗るのですが、乗り物酔いが激しいので16時間耐えられないかもしれません。飛行中睡眠薬で眠らせてあげたいのですが・・・」
お医者さん:「眠っている間に変な格好になっても、睡眠薬で眠らされていると気が付かなくて危険でです。つらくても睡眠薬は飲ませないほうが安全ですよ。」
僕は「えー、そんなにつらいものなんだ?車に5分乗っただけでゲーゲーしちゃうのに大丈夫かなあ…」と思ったけれど、一人で日本に留守番しているわけにもいかないし。

お母さんは、睡眠薬はあきらめたみたいだけど、貨物室(一応空調はきいているところ)に僕を入れるのをかわいそうと思ったのか、客室に一緒に連れていってくれようとしたみたい。ペットショップに僕を連れて行き、機内に持ち込みができるサイズのケージに僕を押し込めようとしたんだ!!あんな小さいのには入ったことがないから僕はもうあわてちゃって!!

でも後で考えれば我慢してあの小さなケージに入っておけばよかった…

byダイ(柴)
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