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”CHERRY BLOSSOM” と ”DOGWOOD”

色々な国の色々なお話 ”CHERRY BLOSSOM” と ”DOGWOOD”

ここ横浜では、3月末には葉桜になってしまうのでは、 といわれていたソメイヨシノが急な気温の変化にビックリしたのか、 入学式の頃に見ごろとなり、ほとんどの学校の新入生が 穏やかなお天気のなか桜の花に見守られ、校門をくぐったのでは ないでしょうか。

我が家の次女も高校の入学式を満開の桜とともに迎えました。 ニューヨークからサンフランシスコ経由で日本に戻ってきたのは 3歳になる前でしたので、時間の流れの早さを改めて感じます。3歳間近、といえばほとんどの子供たちはオムツと縁が切れているのに、日本に帰るときの飛行機の中が大変かも、という私の勝手な都合からオムツをとらないまま、彼女はストローラーに乗って時差ぼけが何かも分からないまま、成田に連れてこられたのです。生まれて初めて見る日本、あの時の彼女の目にはどのように映っていたことでしょう。今となっては知る由もありませんね。

話がそれましたが、我が家の窓から外に目をやると、木々の緑が日一日と濃くなり、春の花々が色とりどりに咲き始めています。そういえばニューヨークでの春といえば?と振り返ってみると、私が住んでいたニューヨーク州、ロングアイランドでは満開の桜、というのを見かけなかったように思うのです。 (本当に住んでいたのかしら、と感じてしまうほど記憶がどんどんあやふやになっています) 

アメリカの桜といえば、ワシントンD.C.のポトマック河畔に植えられている桜が有名ですが、(これは1912年に時の東京市長の尾崎行雄氏が日米の友好の記念として贈ったソメイヨシノですね---今の桜の木はそのときのものではないようですが・・・)家族と一緒にワシントンD.C.を訪れたときは季節が違っていたため、お花見のチャンスを逃してしまいました。では、春、といえば何の花が思いつくか、というと、ドライブのときにいつもきれいだなあ、と見とれていたのは白や薄紅色が美しかったDOGWOODでした。(白やピンクの花びらのように見えるものは実は総苞で、中心の小さなみどりの塊が花です。)

このDOGWOOD、いつもお買い物で通る都筑区、青葉区あたりでも街路樹としてたくさん植えられていて、今が盛りです。車で通るたびにニューヨークを思い出します。実はつい最近知ったのですが、このDOGWOODは桜を贈った事への返礼として1915年にアメリカから贈られたものだったのですね。

アメリカで初めてDOGWOODという花の名前を聞き、名前の由来が、かつてこの木が犬の皮膚病治療して
使われていたから、ということを知ったときには、さすがアメリカ人、分かりやすい、と思ったものでした。日本語でハナミズキ(花水木)、ときくとなんとなく風情があるのに犬の治療用の木だったからDOGWOODなんて一目瞭然ですよね。日本を離れてみてこんなところにも改めて日本語の語彙の美しさを感じた次第です。

そして桜の花はCHERRY BLOSSOM、これもさくらんぼの木、ですよね。同じ名前でも、まだこちらの方が少し可愛く感じられるのは、CHERRY=さくらんぼ=可愛い、というイメージが私の頭にINPUTされているからでしょうか。

英語を母国語としている人はアルファベットで構成されている言葉を見て、視覚的に可愛い、とか面白そう、という感情って持つのかしら?こんなこともふと頭に浮かびました。

初めてブログに投稿させてもらいましたが、自分が今、何を考えているのか文字に表してみると
いかに自分の頭の中がすぐにあっちこっちに飛んでしまうのかがよくわかりました。
ここまで読み進めてくださった方、謝謝。

世界の春の花事情、きっと美しい季節の特色がたくさんあることでしょう。御存知の方、いろいろ教えてくださいね。

[ 2009/04/20 12:57 ] 色々な国の色々なお話 アメリカ | TB(-) | CM(2)

旧正月(春節)その3

旧正月(春節)その3

それから、日本と同様、新年には、親戚、知人、近隣住民と
年始のお祝いを述べ合うものがあり、それを「拜年 (bai nian)」
といいます。日本でもお馴染みの新年のご挨拶ですね。
シンガポールでは、一般に「恭喜発財(Gong Xi Fa Cai)」が
日本の「明けましておめでとう」に相当するものです。

また、親戚、知人宅を訪問する際に、シンガポールでは、
オレンジ色は「金色=ゴールド」と同じなので、繁栄と幸運
を象徴するみかん2個を赤い袋に入れ、お年玉に相当する
「紅包(アンパオ)」と一緒に持参するのが慣例となっています。
手土産には"Bak Kua" (バークア=BBQポーク) 等が人気が
あるようです。また、訪問先から帰る際には、お返しのみかん
を2個もらうのが慣例となっています。

日本のお年玉に相当するものは「紅包(hong bao)」
(シンガポールでは方言の一つである福建語の「アンパオ」
という呼び名で親しまれている)といい、既婚者が、子ども、
そしてまだ結婚していない独身者(独身である限りに於いて、
年齢は幾つであろうと関係がない)、また、ご老人にも(!)
お年玉をあげるのが習わしとなっています。金額は渡す相手
との間柄を考慮して決まってくるようです。数は偶数が
縁起が良いとされているので、アンパオには偶数の金額を
使用します。一昔前は子どもですと、一人S$2位でしたが、
最近はさすがにS$4~S$8位 になっているようです。

シンガポールの旧正月恒例の一大イベントに
”Chingay Parade (チンゲイ パレード)"という催し物が
あります。今年は1/30、31の両日に行われました。
多民族国家であるシンガポールの多種文化、人種の多様性を、
それぞれの民族伝統衣装や、踊りの披露などを通じて祝う
ことを目的とする山車です。(ブラジルのカーニバルや、
米国ニューオーリンズのお祭りで有名な、”Mardi Gras”
の山車を多種文化版にしたものです。)このチンゲイ
パレードには日本を代表する方々も大勢参加し、毎年白熱
したものとなるようです。

長くなってしまいましたが、このように旧正月一つとってみても、
シンガポールでは、ここに移り住んだ中華人が本土から持って
来たであろう、それぞれの地域の風習、慣例が反映され、
非常にバラエティーに富んでいます。小さな都市国家では
ありますが、日々、色々な側面を見せてくれるこの国からは
留まる事を知らない躍動感が伝わって参ります。


旧正月(春節)その2

旧正月(春節)その2

そして、旧正月近くになると、シンガポールでは、多くの家の
玄関戸口の上に、または玄関手前の鉄格子に「福」の字を
逆さまに飾っている光景が見られます。これは「到福 (dao fu)」
を同じ発音の「倒[れた]福 」にかけたもので、福が到るように
という「到 (dao)」と中国語では同じ発音(声調は異なる)の
「倒(dao)」(逆さにする、という意味がある)にかけて、
「福」の字を上下逆さにして飾ることで福運を呼び込む
ということなのだそうです。面白いですよね。

また、旧正月前は生鮮食料品(野菜、肉、魚等)を扱う
ローカルの”Wet Market(市場)”は正月料理の食材を
買い込むお客さんに対応するのに大わらわです。普段から活気
のあるウエット マーケットは旧正月直前ともなるとより一層
その活気さを増します。早い段階で食材を購入しておかないと
人々は安心できません。特に正月料理でどの家庭でも必要とする
食材は大勢の人達が一辺に購入しようとするので、早い段階で
売り切れてしまいます。皆なるべく安く食材を調達しようとはする
のですが、正月を前にして、需要の高い食材に関しては、通常
よりも値段が高くなってしまうのはどうしても避けて通れない
ようです。これは日本の歳の暮れと全く一緒ですね。

旧正月(春節)その3へ続く
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