帰国生親子830人のメッセージ『海外で育つということ』で集計したアンケートは、中学生から大学院生までを対象としていました。でも少数ですが「対象外でもいいから是非回答したい」とおっしゃって回答してくださった社会人の方がいました。
社会人になった帰国生の回答から、転載します。
質問:海外での生活体験は、今のあなたにどのような影響がありますか。
★多感な成長期に苦楽を与えてくれた貴重な体験だったと思う。海外での苦労は私に広い見地と自分や他人のより深い理解と追求の機会を与えてくれた。
また、アメリカで得た親友は今でもお互いに支えあい、励ましあう大切な存在だ。
今でも、たまに私は日本とアメリカどちらが自分に合っているのだろうと考えることがあるが、それよりも今は海外で得た経験を無駄にすることなく、どこに行ってもやっていけるような「自分」を築けたら良いと考えている。
★世界に対する自分の限界などないことを体感できたのは人生にとって幸運。はじめにそのきっかけを与えてくれた両親に感謝の気持ちは尽きない。
自分の考え方などある一人の人間の主観でしかなく、あらゆる意味で固定観念を持つのがつまらないことだと知ったのは旅と海外生活のおかげ。