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日本人学校の春休み

 三月も終わりに近づいた頃、まだまだ小学生の通学風景を見かけたので、「小学校の春休みって何日からだった?」と娘に聞くと、彼女も記憶が怪しい様子。それもそのはず、娘は小学2年の二学期を終えて転出、帰国したのは6年の二学期初めだった。年が明けて三月は卒業生。早々と卒業式を済ませていたので、在校生としての「終了式」は、思えば1年生の時だけなのだった。それは遥か昔のこと、覚えていなくても仕方ない・・・か。

 日本国内の学校に比べると、日本人学校の春休みは早く始まる。卒業式も終了式も3月半ば。中学部の卒業式は、もっと早い日程だった。一ヶ月近くの春休みが終わると、4月半ばに入学式、始業式。

 我が家の子ども達は、この長い春休みを4度体験した。春休みは、国内の学校でも進級したり、クラス替えがあったりと環境が変わる季節だが、日本人学校さらにいえば大規模校では、先生方やクラスメイトが大挙して移動する季節だった。お世話になった先生方が日本各地へと帰って行かれる、仲良くなったクラスメイトも本帰国。ちょっと寂しい、でも、4月新学期に、新しく赴任される先生や転入生を待つのが楽しみでもあった。

 我が家の赴任、帯同、本帰国は、この季節ではなかったので、4度とも「送る側」「迎える側」だった。我が家のように、引越しを伴う「本帰国」の予定がない家族は、長い休みのある時に、「海外旅行」に出かけることもあったが、「一時帰国」することも何度かあった。

 シンガポールは淡路島と同じ大きさの島国、東京23区と同じ広さ。普段は狭い国土から出ない暮らしなので、たまに深呼吸?!をする為に「海外」へ旅行に出ることは、大きな楽しみでもあった。近年人気の東南アジアのリゾート地も、日本と比べると運賃も格安、家族旅行もそれなりに実現できた。

 だが、家族の会話で父親が「今度の春休みはどうする?プーケットでも行く?それともオーストラリアへ行ってみる?」と誘っても 「それも良いけど、やっぱり日本に帰りたい・・・」というなりゆきになるのは、よくある話だった。父親はここぞとばかりに家族サービスをするつもりなのに、一番行きたいところが「憧れのリゾート」ではなく、日本だったとは?! 結局、長く仕事を休めない父親は留守番、母子だけが「一時帰国」するということに。父親の気持ちを代弁すると、こんなふう。「自分は日本出張もよくあるので、それも仕方ないか。家族は留守番させてばかりだし。『え~~お父さん、日本出張なのぉ~。ずるい~自分だけ。だったら〇〇買ってきてね~』と、いつも言われているし・・・」

 いつか、テレビのトーク番組で、帰国子女だというタレントさんが司会者に 「子どもの頃、一番楽しみだったのは何でした?」と質問されて、真顔で即答! 「一時帰国でした」 司会者は、一瞬戸惑ったようだが、見ていた私はちょっと嬉しくなり「同感!同感~!」 そのあと話題は続いていたけれど、彼の気持ちはどれほど理解してもらえたのかなと、気になった。

 長いお休みがある時に、何日か日本に帰るのが一時帰国。 祖父母の家に泊まったり、友人宅を尋ねたりと、どんな海外旅行より日本での数日間が大人も子どもも楽しみだった。

 さてさて、今年もすでに4月半ば。今週にはもう日本人学校の入学式、始業式も終わっている頃だろうか。 新しい土地に赴任されたばかりの先生、そして子ども達、今頃どんなカルチャーショックを味わっているのか、一言で良いから、聞いてみた~~い♪

ku

追記:
 大人も子どもも楽しみだった一時帰国、なかでも春休みは特別だった。子ども達には宿題のない開放感もプラスしていた。また、常夏シンガポールに暮らしていると、文字通り一年中「夏」を満喫出来たし、南国の果物は美味だったが、季節感を味わえないのが難点だった。
満開の桜、菜の花、甘くて美味しい日本の苺をどれほど懐かしく思っていたか・・・今では笑い話だけれど。
No title
シンガポールだと帰国時期は春休みなんですね。シンガポールも暑いし、わざわざ暑い時期に日本に帰らないってことでしょうか?
私たちはいつも夏休みに帰国をしていました。夏休みのほうが長かったので。オランダには2月にクロッカスホリデーというのがあったんですよ。ちょうど、クロッカスが咲く頃に1週間ほどの休み。最初にそれを知った時には何だか得した気分でした。
話は変わりますが、オランダでは2月にクロッカスが咲いていたのですが、日本ではもっとあとですよね。我が家のクロッカスは3月になってから咲きました。オランダのほうが日も当たらないのになぜなんだろう… bymm
[ 2010/04/27 10:01 ] [ 編集 ]
No title
一時帰国のシーズンは一年中いつでも。長い休みなら夏も春も、年末年始もありましたね。たまたま我が家では春休みが多かったような気がします。8月はシンガポールよりも日本の方が暑いのです。それに、お正月気分を味わったり、春の陽気を楽しんだり、の方が「より」日本を味わえる気がするでしょ?!

クロッカスホリデーって素敵ですね。
数年前の3月末、寒い日にキーケンホフへ行ったことがあります。
曇り空で、さすがにチューリップも屋内でしか咲いていませんでしたが色々な種類があって驚きました。もう一度チューリップ満開の頃に行ってみたいです~  by KA
[ 2010/05/01 22:00 ] [ 編集 ]
No title
やっぱり、暑いところに住んでいるか、寒いところに住んでいるかでずい分違ってきますよね。オランダにいた時は、休みはひたすら太陽を求めて南下していました。ドイツ人、オランダ人、みんな南下します。車にキャンピングカーをつけて、アウトバーンをブーンと。実はこのキャンピングカーのついた車は遅いので、うちみたいに飛ばし屋は、キャンピングカーを見るとイライラしてました。bymm
[ 2010/05/02 00:07 ] [ 編集 ]
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